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ホワイトデーのプレゼント!彼女へのお返しは質?金額?ブランド?


バレンタインに彼女にチョコレートをもらい、しかも、チョコレートだけだと物足りないからと高級な質の高いステーショナリーをプレゼントしてもらい、僕はとても嬉しかった。

なんというか、プレゼントしてもらった事ではなく、その気持ちが何より嬉しかったのだ。

渡す時に彼女が添えてくれた「いつも私のそばにいてくれて本当にありがとう。日ごろから感謝してて、お礼を伝えたくて、でもなかなかチャンスも無いし、バレンタインは良い機会だと思ったんだけど、チョコレートだけだと何か足りないというか、私の気持ちが乗り切らないと思って・・・」という言葉が、僕の心にじんわりと染み入って、なんて良い子なんだと思ったのと同時に、こんな彼女にそばにいてもらえる自分はなんて幸せ者なんだと実感した。

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彼女の事を大切にしていきたいと心からそう思ったし、ずっと一緒にいたいとも思った。
生涯を共に歩んでいきたいと、結婚したいと、そう思えるくらい本気の恋愛だった。

ホワイトデーにお返しのプレゼントを渡すにあたり、僕は真剣に何を贈ろうか考えた。

女性にはブランドものを与えればOKという考え方は、彼女には通用しなかった。彼女は普段一切ブランドものの服や小物を身に着けていなかったし、そういったものに興味は無いと公言していた。

彼女はしかしセンスが良く、「本当にそんなに安いの!?」と目を疑いたくなるようなお洒落なアクセサリーをつけこなしていた。プチプラと呼ばれるような、学生がお小遣いで買える範囲で手に入れる事ができるファッションアイテムを上手くコーディネートして、トータルコーディネートで1万円を切るような、信じられない安さで、そうは見えないお洒落な空気を身にまとっていた。

しかし、何でもかんでも安くて見栄えのするものを求めるかというと、決してそうではなく、お金をかけるところにはかけていた。

質の良いものにこだわりを見せる一面もあり、靴などは「一足は良いものをオーダーメイドで作って、それを直しながら長く使いたい」と言っていた。普段履く靴は大手量産メーカーの2,980円程度のスニーカーなどで、それを履きつぶして新調し、というサイクルだったが、例えば友人の結婚式の披露宴に参列したり、何か公のフォーマルな場で履くような靴に関しては、「終日の長丁場になる事もあるから、とにかく疲れない靴で、しかもデザインも素敵で素材も良いものを」というこだわりを持ち、実際に一足フルオーダーで数万円かけて作ってもらったらしい。

彼女はその靴をとても大事にしていた。履いていれば自然と傷んでくるが、ソールなどが擦り減れば修理屋に持っていき、大切に、大切に使っていた。

僕は、そういうわけで、彼女が「ただ高いもの、名の売れたブランドものに惹かれる女」ではないという事、そして「とにかく安くてお得なものだけ追い求めている女」でもないという事、お金をかけるところにはきちんと投資して「良いもの」を求め、反対に、ネームバリューだけで物を欲しがらないというのを知っていた。

普段使いのものにはあまりお金をかけないという事は、何か良いもの、高い品質のものをプレゼントすればきっと喜んでもらえる、僕はそう思った。

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彼女がブランドものに拘らない最大の理由は「デザインが自分の好みでないから」という事らしく、そこさえクリアしていれば、質の良いものを持つに越したことはないのでは、と僕はそう予想した。

問題は彼女の好みのデザインなのだが、これは付き合ってきた中でなんとなく分かってきていた。

彼女は、ミニアチュールのような細かい工芸作品のような繊細なモチーフを好む傾向にあった。

パステルカラーのハートや花柄などではなく、どちらかというとモザイク画のような、色合いも原色に近く、それでいて自然色というか、あまり派手すぎない色合いを好んでいた。

無地だったり、チェックや水玉、千鳥格子など、決まりきった柄のパターンよりも、少し変わった、他とは違うオリジナリティ溢れるデザインの方が好きなようだった。

そういう意味では結構なこだわりを持って自分が持つものを選んでいるようだったので、僕は正直、「コレだ!」というものが見つかるかどうか不安を抱いた。

しかし、今回のホワイトデーのプレゼントの自分の中のテーマが「長く使ってもらえるような質の良いものを」というものだったので、ある程度名の通ったブランドの店舗に足を運び、その中で彼女が気に入ってくれそうなものを探せば何か見つかるのではと思い、早速行動に移した。

どんなものを買うかも、最初から決めずに、店内をぐるぐる回り、幅広い選択肢から物色する事にした。
候補は、とにかく「長く使ってもらえる」ものという事で、腕時計や財布、バッグ(といっても小ぶりなポーチのようなもの)など、長期に渡り使い続けてもらえるようなファッション小物だった。

大手ブランドの小物は、なんというか、そのブランドのロゴマークを前面に押し出しているようなデザインのものが多く、「こういうのは、きっと彼女としてはNGなんだろうな・・・」と思いながら、次々とプレゼント候補から消えていった。

ほぼ無地で留め具のところなどに小さくロゴマークが入っているものもあったが、「ほぼ無地」というのも、また彼女の好みからは外れる。

意外と「コレ」というものが見つからず、僕のプレゼント探しは難航した。

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気付けば仕事終わりに、どこかしらのブランドショップに立ち寄って彼女へのプレゼントを物色するのが日課のようになっていた。

それでも、探せば探すほど、ドツボにはまるようで、「なんか違う」という所感ばかりが頭に浮かび、にっちもさっちも行かなくなってきた。

こうなったらインターネットの力を使うしかないか、と、僕はネット通販サイトでもプレゼントを探すようになった。しかし、ここでもプレゼント探しは難航した。

例えば超大手通販サイトの検索窓に「ブランド 女性 財布」などと打ち込んでも、出てくるものは、いわゆる僕が「なんか違う」と思ってパスしてきた商品ばかりで「違うんだ、コレじゃないんだ」と絶望した。

もう完全に行き詰ったと思われたが、ふと思い立ちブラウザのトップページから「彼女 プレゼント」で探すと、通販サイトではなく、彼女にプレゼントを探している男性向けの、いわゆる「まとめサイト」のようなもの、キュレーションサイトがヒットした。

そこにはブランドものの財布やバッグ、化粧品、アクセサリーなど、色々な種類のプレゼント候補があったが、「なるほど、こういう検索アプローチの仕方もあるのか」と思った僕は、「個性的なデザイン ブランド」や「ミニアチュール ファッション小物」などもキーワードを打ち込んで色々なサイトを見てみた。

「エスニック風」や「美しいデザイン」など、本当に様々な、思いつく限りのキーワードを打ち込んで、ネットサーフィンしてみた結果、いくつか候補の店舗が絞られてきた。

ネット通販で購入できるものもあったが、なるべく実物を手に取って見てから購入を検討したいという思いがあったので、僕は、そのいくつかの候補になったブランドの店舗を確認して、それから数日のうちに実際に行って商品を確認してみた。

そしてようやく「コレだ」というプレゼントを入手する事ができた。

それはパスケースの付いたショルダーバッグだった。
統一色で、同じ革を用いた高品質な素材で作られたもので、装飾が見事だった。

全体的なデザインも野暮ったくなくスタイリッシュに見えて、それでいて収納などの使い勝手も申し分無かった。

彼女の荷物の大体の量も把握していたので、サイズ感なども問題無いだろうと思ったし、店員さんの話も聞いて使いやすさは折り紙付きだった。

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革に刺しゅうが施してある、その装飾は、まさにミニアチュールのように繊細で、主張しすぎず、派手さは無いものの、一風変わったというか、いわゆる「お洒落」という言葉がピッタリの美しさだった。

パスケースはおまけみたいなものだったが、そういえば彼女が今使っているパスケースが大分老朽化が進んでボロボロになっていたなぁとふと思い出して、ちょうど良いと思った。

これならば、それこそ長く使ってもらえるだろう。

普段使いにならなくても良い、ここぞ、という場でずっと使い続けてくれたら良いと思った。

そういう意味でも、パスケースはずっと使い続けてもらい、バッグの方は、ここ一番で、というのも僕の意図するところだった。

例えば結婚式などのフォーマルな場でも十分に見栄えするものだったし、カジュアルに持ち歩いても決して違和感は無かった。彼女の性格を考えると、「良いもの」は「きちんとした場」で使うというスタンスなので、おそらくバッグの方は普段使いというよりは、使いどころを選ぶんだろうな、とは思ったが。

渡す時にもそんな感じで伝えようかな、と思った。パスケースはずっと使ってもらえるかなと思って、カバンの方は大事な場面で使って、と、そんな具合で。

とにもかくにも、彼女へのホワイトデーのお返しプレゼントが無事決まり、僕はほっとした。

彼女が喜ぶ顔を思い浮かべると、早く渡したくてそわそわしたが、まだホワイトデーまでは1週間ほど時間があった。

それから1週間の間に彼女と食事したりするたびに、僕はプレゼントの事を思い出してニヤニヤと笑いがこみ上げてきてしまい、困った。

彼女もそれに気づいたらしく「なに、どうしたの」と聞いてくる事もあった。

そんな時は適当に誤魔化してみたが、彼女は完全に怪しがっていた。

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もう隠す必要が無くなった、ホワイトデー当日。

僕はうっかり何もお菓子のお返しを用意していなかった事を思い出したが、良いものをプレゼントとして用意したのだから、大丈夫、と自分に言い聞かせた。

そして「ホワイトデーという事でバレンタインのお返しがある」と会う約束を取り付けて、待ち合わせ場所に向かった。

プレゼントするものがバッグだったので、袋は必然的に大きなものになった。
大きな袋を抱えて登場した僕を見て彼女は驚いた顔をした。

「お返しって、それ?なに、なんかすごく大きいんだけど・・・」
彼女は目を大きく見開いた。

「そう、これ。今回はお菓子のお返しじゃなくて、こんなものにしました」
そう言って僕は彼女にプレゼントを渡した。

「ほら、バレンタインの時に良いやつくれたじゃん?ホワイトデーだから、そのお返しというか、何というか」
そんな事をゴニョゴニョと言いながら、包みを開ける彼女の手元を見つめた。

途端に、不安な気持ちが襲ってきた。

もし、気に入らなかったらどうしよう、こんなもの使わないとか思われたら、自分で選んだものを使いたい派だったりしたらどうしよう・・・など、降って湧いたようにフツフツと不安が出てきた。

包みを開けてショルダーバッグとパスケースを見た彼女の顔が瞬時に輝いて、僕の不安を吹き飛ばした。
「すごい!綺麗!すてき!!え、いいの、こんな、めちゃくちゃ良いやつなんじゃない?」
彼女は恐縮しながらもはしゃいでいた。

「さすがだねぇ、私の好み、バッチリ掌握してますな」
とまで言ってくれて、僕は胸を撫でおろした。

そして「多分こういう良いカバンとかは、フォーマルな場とか、ここぞって時に使うタイプだろうなと思ったから、普段使いしてもらえるようにパスケースとセットのやつ、買ったんだ。パスケース、そろそろ新しくしなきゃって言ってたろ。こっち、使ってやってください」と伝えた。

彼女は嬉しそうに「うんうん、そうするよ。確かにこんな良いバッグ床に直置きとかできないもん。ここ!って時に使わせてもらうね。で、パスケースは大事に使わせてもらいます」と答えてから「それじゃ、早速」と僕の目の前で古いパスケースから定期券を移し替えた。

それから彼女とデートするたびに、僕がプレゼントしたパスケースを見る事ができて、それだけでなんだか僕はとても幸せな気分になった。

そして、その後2人の共通の友人の結婚式に呼ばれた時に、彼女が僕がプレゼントしたショルダーバッグで登場して、ちゃんと使ってくれてるんだと思って、また嬉しくなった。
しかも「そのカバンお洒落だね」と褒められた彼女が「えへへ」と自慢げに僕にプレゼントしてもらったと友人に話して、「ノロケかい!」と小突かれているのをチラッと見てしまい、僕は本当に果報者だなぁとニヤけてしまった。

そして、同時に、これからも彼女の事を大切にし続けようと固く心に誓った。

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