美容・健康

食事制限だけで痩せる?痩せない?本当に痩せるダイエット方法は?


なぜだ。
なぜなんだ。

僕はどうにも納得いかなかった。

体重は確かに減っている。
減っているが、体型は思いの外変わらなかった。

むしろ、なんというか、逆にハリがなくなって、よくアニメやマンガや、安っぽいSF映画などに登場しそうなそこそこ強い敵キャラクターのようなブヨブヨとしたモンスターのような見た目になってしまった。

何がいけなかったんだろう。

僕は、もともと100kgを超える巨漢だった。

小学生ぐらいまではそれほど太っていなかったのだが、中学生ごろからどんどん太り始めて、相撲でもやっているのかと聞かれるほど、丸々と太ってしまった。

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原因は、おそらく食べるのが大好きだった事と、運動があまり好きではなかった事。
食べてばかりで、ちっとも運動しなかった。

中学、高校の部活動はマンガ研究会だったし、暇さえあればポテトチップスを片手にマンガばかり読んでいた。

社会人になり、良い大人になってもなお、僕の体重は増え続けた。
ついに健康診断にまで影響が出るようになり、医師の命令により、ダイエットせよと告げられた。

最初こそ嫌々だったが、医師命令とあってはサボるわけにもいかず、気乗りしないまま食事制限を始めた。

すると効果が出たのだ。
これには僕もビックリだった。

自分が痩せるなんて。
自分の体重が減るなんて。

そんな事は前代未聞だった。

それから僕は自分の体重が落ちていくのが面白くて、食事制限を続けた。

体重が減った事に味をしめた僕は、このまま頑張って食事制限を続けたら、きっとスリムでかっこいいプロポーションになれるだろうと思い、より一層食事制限に力を入れた。

もともと食べる事が大好きな僕にとって、食事制限はとても辛い事だった。
いくら体重が減るのが面白くて、スリム体型を手に入れるために頑張ろうとヤル気を出しても、辛いものは辛い。

僕はノイローゼになるのでは、と思うほど辛い思いをしながら、しかしここで負けたら永遠にデブのまま、彼女もできず独りぼっちのまま年老いていくんだぞ、と自分に喝を入れて歯を食いしばって頑張った。

しかし、体重とばかり睨めっこしていたため、鏡を見なかったのだ。
これが最大の落ち度だった。

本当に辛い思いをして、どうにか頑張って体重こそ20kg落としたものの、80kgになった僕は、落とした体重のわりに体型がほとんど変わらなかった。

確かに体重は落ちたが、「動くと腹が減る」という理由で、ただでさえ運動をほとんどしなかった僕は、ますます身体を動かさなくなったので、筋肉まで落ちてしまったらしかったのだ。

鏡に映る自分と、体重計の数字を見比べて、僕は盛大にため息をついた。

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なんという事だろう。
こんなに頑張って食事を我慢したのに、見た目が全然変わっていないなんて。
しかも体重は落ちたのに、だ。

もちろんちょっとは細くなった。
でもそんなほんのちょっとの差なんて、これだけ落とした体重には見合わない。

むしろ、ブヨブヨとしてしまい、以前と比べてハリが無くなり、さらに悪い事にはお腹回りのぜい肉が重力に負けて垂れ下がり、ズボンのサイズなぞ、1つ上がってしまう有様だった。

つまるところ、運動はダイエットにおいて必要不可欠な要素だったらしい。

僕は、もうここまで着たら痩せて良い身体を手に入れてやる!という意気で筋トレをする事にした。

しかし、今までろくすっぽ運動してこなかった僕に、一体どうやって正しく痩せるための筋トレができるだろう。僕の、ただ見よう見真似だったり、大昔学校で習ったり、そんなレベルの筋トレでは当然太刀打ちできなかった。

上手くできないストレスだけが積もり、僕の筋トレは全く続かなかった。

こうなってくると、モチベーションが下がってしまい、どうにもならない。
もう全て諦めて暴食に走ってしまおうか。

そんな事を思うようになり、心が折れかけた。

しかし、僕にも救いというものはあるようだった。

会社の同僚に今回の件に関して愚痴をこぼすと「それはお前みたいな奴はジムにでも言ってみっちりトレーニングしなきゃダメダメ」と説教されたのだ。

ジムか・・・。

ジムにはそもそも大きな抵抗があった。
まず、僕は運動が嫌いだ。
そして、僕は自分の外見にとことん自信がない。

こんな巨漢でしかも運動ができない奴がジムなんかに行った日には、バカにされ、冷たい眼で見られ、「はやくどけよ」という空気が流れるに違いないと、そう確信していた。

素直にそう言うと、同僚は「心配すんなって。ダイエットのためにジムに通ってるやつも沢山いるんだし、イケメンマッチョのボディビルダーなんてそうそうお目にかかれないから」と肩を叩いた。

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ジムといっても、どこに行ったら良いか分からず、完全に二の足を踏んでしまった。
同僚とは家が反対方向で、僕は自宅に近いところで探したかったので、情報を得る事はできなかった。

仕方が無いので自分で探す事にする。
手近なところでインターネットで探してみると、いくつかのジムがヒットした。

設備や会費システムなどに違いがあったが、どこが良いのかいまひとつ分からず、まずは最も料金の安いジムに見学に行ってみることにした。

率直に感想を述べると、安いだけあって、設備があまり整っていないように感じた。
なんというか、ヤル気をかきたてられるような雰囲気でもなかったので、僕は直感で「ここに入会しても絶対続かない」と確信した。

お金を多少高く払っても、きちんと続けられて、成果が見込めそうなジムが良いと思い、もう一度、特徴などをよく見て選ぶことにした。

そして、駅と家の間にあり、深夜まで営業していて、ジムトレーナーがサポートしてくれ、設備も充実しており、月に何回以上行くとポイントがもらえるなど、続けて通わせるような訴求力の高いジムに見学に行った。

そしてそのままそこに入会した。

僕が魅力的だと感じたままの雰囲気で、会費が少し高いかな、とも思ったが、やはり自分が「良い」と思えるジムに通おうという事で、ここを選んだ。

かくして、僕のジム通いが始まった。

食事制限で一気に体重を落とした僕は、基本的な体力が落ちていた。

トレーナーに食事制限の話をすると「生活していく上で必要な栄養素はきちんと摂らないとダメですよ」と指摘された。

「確かに食事を我慢すれば体重は減るけれど、それは本当はやってはいけないダイエット方法なんです。食事の全体量を全種類から少しずつ減らして、その中でも特に穀類などを減らして糖質カットするんです。代わりに肉や魚などのたんぱく質は少し多めでも大丈夫。これが、ダイエット食の基本です」

そんな詳しい話は聞いた事もなかったので、僕は目からウロコが落ちたような気分でトレーナーの言葉に聞き入った。病院で「痩せろ」と言った医師も、ここまで具体的なサポートはしてくれなかった。

「それから、基本的には体重は1ヶ月で3kg以上落とさない方が良いと言われているんです。お話聞いた感じだと、おそらく3ヶ月ちょっとで20kg減量されたようですので、ちょっとやりすぎだったのかもしれません。その間運動量が減ってしまっているので、それで体型は変わらなかったんじゃないかな、と思います」

僕の目からはウロコがポロポロ落ちた。
何事もやりすぎは良くないという事か。

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「一番理想的なのは、まず少しだけ体重が先行して減り、その後はあまり体重に変化が無い中で体型が細身に変化して、そしてまた体重が少し減り、体型も体重も『停滞期』と呼ばれるゾーンに入り、その後どちらも痩せていくという流れなんですが、この『体型を変える』のには食事制限だけだと効果が少ないんですね。そこで効果を発揮するのが、正しい運動という事になります」

あまりにも目からウロコが落ちるので、僕はパチパチと瞬きを繰り返した。

「正しい運動法?」

「そうです。筋トレと有酸素運動をバランス良く。そのあたりのサポートを、このジムでは利用者さんに合わせて行っていますので、ぜひご活用くださいね」
そう言うとトレーナーは優しく微笑みかけてた。

僕はそれで一気に安心してしまい、この人に全て委ねようという気持ちになった。

筋トレをするにも、自宅で何の補助器具も無いところでやるよりも、ジムの様々な機器を使っておこなった方が、楽だったり、逆に負荷がかかって短時間で大きな効果が見込まれたり、何かと良いことばかりだった。

そして、問題の有酸素運動に関しても、おそらくジムに通わなかったらランニングやウォーキングでさえ、出不精な僕には絶対に続かなかったであろうが、ここのジムでは筋トレからの流れでランニングマシンを使って有酸素運動までトータルでカバーできたし、雨が降っていても、いつでも走る事ができた。

そばで応援してくれるトレーナーの存在も大きかった。
経過を見て声をかけてくれたり、何か不安なことや分からない事、困っている事があればいつでも相談に乗ってくれた。

また、複数のトレーナーと話す機会があったが、そんな中で「自分も若い頃すごく太ってたんですよ」などと言い、その昔の写真などを見せてもらうと、自分もこの人みたく変われるかもしれないと希望が芽生えた。

そして僕はトレーナーたちからのアドバイスを活用し、無理しすぎず「続ける」事を第一に考えてトレーニングを行った。

食事制限も、以前の「とにかく食べない、我慢する」食事制限とは打って変わって、食べたいものを食べながら量とバランスでコントロールする事により、ストレスも激減し、次第に自分の食生活そのものが変わっていった。

運動も、あれだけ運動嫌いだった自分が信じられないくらい面白いと感じるようになり、筋トレをしてからランニングマシンで走って汗を流すのがいつの間にか日課となっていた。

これだけ続いた理由は、やはり自分自身がどんどん変わっていくという、何よりの手ごたえがあったからだろう。
ジムに通い始めてから、僕の体型はみるみる変わっていった。

もともと体重は20kg落としていたので、後は落ちきった筋肉を復活させるべくトレーニングを重ねるだけで、ぜい肉が筋肉に変わり、身体が引き締まっていったのだ。

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僕は体重計と睨めっこをするのをやめた。
鏡に映る自分自身と向き合う事にしたのだ。

鏡に映る僕は、日に日に細くなり、また、「引き締まる」という言葉がピッタリはまるように、ぜい肉が筋肉に変わるのが目に見えて分かった。

そしてそれは周囲の皆の目にもそう映ったようで「一体どうしたの」とか「何があったの」と聞かれるたびに嬉しくでニヤついてしまった。

自分で「変わった」と自覚できて、更に周りからもそのように評価されると、がぜんヤル気が出て止められなくなった。

僕の中のアドレナリン放出量が格段に多くなったように思う。
そのくらい、僕の毎日は生き生きと輝いていた。

会社帰りにジムに立ち寄り、トレーナーたちと談笑し、そして良い汗を流して帰途につく。
数日に1回は、疲れていたり、何か頑張ったなと思えばビールなど飲んだりして、気分転換をはかった。

そして、ジムに通い始めて半年後、僕は体重70kgでかなり筋肉質で細身な体型になる事に成功した。

理想は62、3kgまで減量することだったが、トレーナーたちに言わせると、僕の身長ならば65、6kgでも十分だという事で、ひとまずはそのあたりを目標に、引き続きトレーニングを継続する事になった。

もう食事制限などは、制限しているという自覚も無く、自分でもっともコンディションが良いような食事の摂り方を掌握していたし、太っていた頃食べていた量など、もうとても食べられない身体になっていた。

健康的な食事と、ジム通いの週間は、苦痛でも何でもなく、日々の楽しみになり、日常生活にすっかり溶け込んでいた。

運動して汗を流すのは良いストレス発散になり、また、何よりも日々自分が変わっていっているんだと実感しながら脂肪を燃焼するのは、一種快感にも近いようだった。

体型が変わると、世界も変わって見えた。

周囲の人間が僕を見る目が変わったのが手にとるように分かったし、言い寄ってくる女性も増えた。

僕は自分自身に自信がもてるようになり、それがまた良い効果を発揮して、仕事も自然と上手くいくようになった。

自分だけで、十分でない知識だけで痩せようとして失敗したが、ジムに通い始めて本当に良かったと心からそう思っている。

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