美容・健康

美容師が教えるおすすめのシャンプーの選び方、シャンプーの仕方・やり方


美容師が教えるおすすめのシャンプー、シャンプーの仕方

筆者は美容師ですが、「髪の毛のケアで一番必要なのはトリートメントですか?」と聞かれる事がよくあります。

たしかにダメージの修復としてトリートメントは大切ですが、筆者は、シャンプーこそとても大切なケアだと思っています。シャンプーに目を向ける事でダメージを与える前に、ダメージを抑える事が出来るからです。後からケアをしてあげるよりも予防の方が大切かと思います。

ここでは美容師がおすすめするシャンプーの選び方、シャンプーの仕方・やり方についてご紹介します。

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□シャンプー選びで一番気を付けて欲しいのは洗浄成分

シャンプー選びで一番大切なことは、洗浄成分である界面活性剤だと思っています。

界面活性剤と聞いて、名前は聞いた事はあるけど実際はどんな役割をするのかよく分からない方も多いですよね。

界面活性剤は、簡単にいうと普段は混ざり合うことがない水と油を混ぜ合わせる役割をする成分です。

なぜ、シャンプーに必要かといいますと、頭皮や髪の汚れのほとんどは油分です。そこで、界面活性剤の力で水と混ぜ合わせる事により汚れを落とす事が出来るのです。

界面活性剤と聞いただけだと一種類しかないように感じますが実際は約2000種類もの界面活性剤が存在します。それだけ沢山の種類があるだけあって、界面活性剤も洗浄力が強いものもあれば弱いものもあります。もちろん髪に優しいものもあれば、人体や髪にあまりよくない界面活性剤もあります。

美容師の中で比較的よくない事で有名な成分は、「ラウリル~」や「~硫酸」といった名前のついたものが多いです。

例えばラウレス硫酸ナトリウムやラウリル硫酸ナトリウムなどといった名前の成分です。これらの洗浄成分は、洗浄力がとても強いので注意が必要です。

これらの成分が入っているか調べたい方は、商品の裏側のラベルにある成分表を見てみるとすぐに分かります。

なぜこれらの成分を避けるべきかと言いますと、このような強すぎる洗浄成分を使用した後の髪の毛は汚れだけでなく、髪の毛に必要なものまで落としてしまうからです。また、これらの成分は髪だけでなく人体にも良くないとも言われているので、避けられるのであれば他の洗浄成分が入っているシャンプーがおすすめです。

□髪を傷めたくない方へ

美容師をしていて感じることは髪の毛を傷めたくない方が非常に多いことです。髪の毛を傷めたくない方は「ラウリル〜」「ラウレス〜」「〜硫酸」などの洗浄成分を避けて頂くのはもちろんの事、アミノ酸系の界面活性剤がおすすめです。

商品の裏側のラベルにある成分表を見て頂いて、ココイルメチルタウリンやココイルグルタミン酸など「ココイル~」といった名前のものを選んでください。アミノ酸系の界面活性剤です。

なぜアミノ酸がおすすめかといいますと、髪の毛と同じ成分であるたんぱく質とアミノ酸の成分が近いので髪にダメージを与えにくいとともに、洗浄力も強くないので必要以上に髪や頭皮の油分を取り過ぎないので髪や頭皮に優しいのです。

もし、これらのアミノ酸系の洗浄成分が入っている商品が見つからなくても、「ラウリル〜」「ラウレス〜」「〜硫酸」の3つのどれかの言葉が洗浄成分の名前の一部に含まれている製品を避けるだけでも、随分違うはずなのでご安心下さい。

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□髪が薄くならない為に

髪が薄くならないように意識されている方も多いですよね。

もちろんそういった方には発毛効果のある商品がおすすめですが、こういった商品の中には男性向けと女性向けの商品がはっきり分かれている事が多いので気をつけて下さい。

また、髪の毛に優しいものは頭皮に優しくなく、頭皮に優しいものは髪の毛に優しくないといった事もありうるのでお気をつけ下さい。

その理由は配合されている化学成分によるものではなく、髪の毛は保湿成分を必要とし、頭皮は余分な油分を嫌うといった髪と頭皮の性質のちがいからです。なお、頭皮の肌質によっては乾燥させ過ぎるのがよくない方もいらっしゃるのでご注意下さい。

アミノ酸系のシャンプーは頭皮の乾燥し過ぎが気になる方や、化学的に良くないものを使いたくない方にもおすすめです。先ほど説明したように髪の成分に近いアミノ酸の成分が髪の毛に優しいだけでなく、洗浄成分が強すぎない為、頭皮に優しいからです。

薄毛に注意されている方の中には殺菌作用のあるシャンプーを使用されている方も多くいらっしゃいますが、注意すべきは殺菌作用の強い抗菌剤が使用されたシャンプーは使用しすぎると頭皮が荒れて薄毛の原因にもなりかねない事です。

知らず知らずにそういった商品を使っている方もいらっしゃるかもしれませんが、詳しく知りたい方は、商品の裏のラベルを見て頂いて、「サリチル酸」や「メチルクロロイソチア」などの成分が入っていましたら、使用しすぎにご注意下さい。あくまでも、使用のし過ぎが問題なのであって適度に使えば安心かと思います。

□美容院専売品だと探しやすい

いくつかの洗浄成分を説明しましたが、市販のシャンプーのラベルをみて頂くと使用を避けた方が良いと説明した成分が含まれているいる事がほとんどです。
皆さんの中には、市販のシャンプーでも十分手触りも良いし、髪もつるつるに仕上がるから問題ない。匂いも強くて大好き。美容院専売品のシャンプーを試したけど、つるつるの手触りにはならなかった。そうお考えの方もいらっしゃると思います。

しかし、市販のシャンプーは使われている洗浄成分が強すぎる為、栄養成分が抜け本来はガシガシのとても手触りの悪い髪に仕上がるのです。しかし、それでは誰も購入してくれないので、コーティング剤で表面をたっぷり覆う事でごまかしています。よって市販のシャンプーでつるつるに仕上がっているのは髪の表面だけで中は栄養が抜けてスカスカになっている事が考えられます。

美容院のシャンプーに物足りなさを感じる方もいらっしゃいますがそういった方もきちんとした洗浄成分が入っているシャンプーを使用し続けていくと髪も良い状態に近づきます。

美容師としてお客様の髪をシャンプーさせて頂いていると、香りが残っているため市販のどの商品を使用されているかすぐに分かります。シャンプーの香りが残っているなんて嬉しい事のように感じますが香料の使い過ぎは体に良くないだけでなく、かゆみやアレルギーなどの原因にもなるので適度に使用されているものをおすすめします。

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□正しいシャンプー仕方・やり方

シャンプーのやり方について特に気にされた事がない方もいらっしゃるかと思いますが、シャンプーは健康な髪の毛を育てる頭皮環境作りや、髪の毛のダメージ予防にとって皆さまが思われている以上にとても大切な工程なのです。

そこで、今回は基本のシャンプーのやり方をポイントを抑えながら説明していきます。

・シャンプー前のブラッシング

筆者の祖母がクシを使って髪を解いていたことを覚えています。当時はブラッシングのイメージといえば、ただ髪の毛の絡みを梳かすだけでした。しかし、美容師になった今は、昔の人は理にかなった事を熟知していると常々関心しています。

というのもブラッシングは髪を梳かすだけではなく、ほこり等の簡単な汚れも同時に落とせて、それと同時に、頭皮のマッサージ効果も兼ねており、健康な髪の発育の手助けや薄毛防止にもなるからです。

ブラッシングで簡単な汚れを落としてあげると、シャンプーもスムーズに進みやすく、ブラシの種類によっては髪に艶を与えてくれるものもあります。

・予洗いはしっかり

美容師である筆者はよくお客様から「なぜ、美容院だとシャンプーがよく泡立つの?」と質問されます。ポイントは、シャンプー前の予洗いにあると思っています。

シャンプーをつける前の美容院での予洗いをイメージされると分かりやすいと思いますが、結構時間をかけていますよね。美容師側としてもただ、なんとなく流している訳ではありません。余計な油分が残っていると、泡立ちも悪いばかりか沢山のシャンプー剤を使用したり、何度も洗うはめになり髪の毛自体を傷めてしまいます。

お皿洗いで例えてみると、食べ終わったままのソースや油がべったりとついた状態ではいくら洗剤をたくさんつけても上手く洗いにくいですよね。

髪の毛もそれに似た事が言えます。

頭皮の油は思っている以上に流しにくいので、予洗いする際は指の腹で優しく頭皮を洗って下さい。

しっかり予洗いする事が出来たら、シャンプー剤の量も少量で済み、ダメージ予防になります。

・シャンプー剤は直接つけない、つかいすぎにも注意

多くの方はシャンプーを手のひらに出してそのまま髪の毛につけていると思いますが、美容師の立場からは絶対にお勧めできません。

その方法だと泡立ちが悪いだけでなく、シャンプーを直接つけた場所の髪の毛や頭皮に局所的にダメージを与えてしまうからです。

では、どうするのかというと、手に出したシャンプーをワックスを伸ばすように混ぜ合わせて下さい。この時に少し水分を加えても良いかもしれませんね。

このひと手間があるだけで、局所的なダメージを防ぎ、泡立ちも良くなりやすいです。

また、中には3~5プッシュくらいシャンプー剤を使用されている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、先ほど説明したように、予洗いをしっかり行えば1~2プッシュくらいのシャンプー剤で十分です。

もし、スタイリング剤などをがっつりつけられている方がいらっしゃるとすれば、2回くらいシャンプーをしてもかまいません。

大切なのは、頭皮の汚れを落とす事だからです。しかし、3回以上洗う事は頭皮と髪の毛の為におすすめしないのでスタイリング剤の量を減らすなど工夫してください。

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・シャンプーは頭皮を洗うもの

シャンプー中に、髪の毛をごしごし洗われる方がいらっしゃいますが、美容師の立場からはこれもお勧めできるものではありません。

シャンプーは基本髪の毛を洗うものではなく頭皮の汚れなどを落とすものだと思って下さい。

髪の毛はそんなに入念にこすらなくてもほとんどの汚れは落とせてしまうので、傷ませないようにすることが大切かと思います。

頭皮を洗ったあとに軽く髪の毛を洗う感じで十分です。スタイリング剤を使わない方は泡をつけるくらいで十分です。

・シャンプー中のマッサージでリフトアップ

時間のある方はシャンプー中の頭皮のマッサージもおすすめです。

頭皮を動かすようにマッサージされると良いと思います。このときにただやみくもにマッサージするだけでなく、フェイスラインの方から上に向かってマッサージしてあげる事によりリフトアップ効果につながります。

美容院での頭皮のマッサージ後に顔色がよくなったりするのも、頭皮のマッサージで血流がよくなるからです。

・シャンプーをしっかり流す

シャンプーが終わったあとのお流しも大切です。きちんと流しきれていないとかゆみや頭皮の荒れの原因になります。余計なシャンプー剤が残っていると、トリートメントなどの邪魔になります。

予洗いと同じような感覚で頭皮にお湯が行き渡るように指の腹で優しく頭皮を洗ってください。きちんとしたシャンプーとお流しが出来ていれば、トリートメントなどで髪の毛に栄養を与える際も十分な効果が発揮しやすいです。

まとめ

シャンプー選びは匂い重視や、仕上がりの手触り重視の方も多いかと思います。しかし、使用されているシャンプーによっては偽物の手触りである場合も多いです。ほんの少し自分で調べて成分を知るだけで、広告や宣伝に惑わされる事も減ります。

私たち美容師側も、やみくもに美容院専売をおすすめしている訳ではありません。良い成分が入っている商品であれば、必ずしも美容院専売品である必要はありません。

この記事で得た知識が皆さまのお役に立てますように。

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