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義理チョコの意味・おすすめ 義理チョコっていいもんだ


子どものころから、バレンタインデーに繰り広げられる「義理チョコ」祭りがどうにも腑に落ちなかった。

小学生ぐらいの女の子たちは、プレゼントしたがりのようで、好きな男の子には勿論本命の手づくりチョコをモジモジしながら渡し、クラスでは男子達に義理チョコをばら撒き、女子同士でも友チョコだか何だかをばら撒き、先生にもチョコレートを配って歩く。

この時期になるとチョコレート業界が異様に盛り上がるわけだ。年に一度のかき入れ時。このチャンスを逃すまいと、資本主義国家は国をあげてといっても過言でないくらいのバレンタインフィーバーで盛り上がる。

この商戦に踊らされるまい、と倹約家で名の通っていた小学生の私は、義理チョコを配ったりはしなかった。
中学生になっても、高校生になっても、バレンタインの時期は冷めた目で、チョコレートを可愛らしいラッピング袋で飾ったプレゼントを渡し歩いてキャッキャしている同級生たちを傍観していた。

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そもそもバレンタインって、なんかキリスト教系のイベントで、チョコレートの祭典ではなかったはずだ。

そう思い、調べてみると、やはりその通りで、ローマ皇帝に迫害された聖ウァレンティヌスの処刑日が269年2月14日だったというではないか。
そんな恐ろしい日がなぜ「好きな人にチョコレートを渡して想いを告げる日」としてポピュラーになったのか。

その理由は、処刑された聖ウァレンティヌスは、ローマ皇帝により「士気が下がるから」という理由で婚姻を禁止された兵士のためにこっそりと結婚式を挙げていたキリスト教の司祭だったそうで、それがバレて皇帝に処刑されるわけだが、そんな「愛の司祭」とも呼べるべき聖ウァレンティヌスさんにちなんで、恋人の日とか、愛を告げる日として一般的になったのだそうだ。

由来は分かったが、チョコレートと結びつく意味が分からないと思っていたら、外国では、純粋に恋人や配偶者に花やメッセージカードを送ったり、家族間で愛を語ったり、そんな風にバレンタインを楽しむらしい。

女性から男性にチョコレートを贈るのは日本独自の風習で、これが大手デパートの商戦だったというから、そこで私は思わず「でた!資本主義!!」と突っ込みを入れてしまった。

この資本主義国家のデパートの策略にはまった我々日本人は、あれよあれよとチョコレート業界の餌食になり、それに味をしめた売り手側は、「義理チョコ」や「友チョコ」など、どんどん新しいチョコレートを生み出して、さもそれがトレンドであるかの如く人々を焚き付けた。

こういうのにはまるのが日本人なんだよなぁ、と思いつつ、義理チョコの存在価値だけはどうしても納得いかない自分がいて、私は日本人離れしているのかもしれないなぁなどと思った。

本命チョコはまだ良い。
そこには聖ウァレンティヌスの貫いた「愛」があるわけで、海外では花やメッセージカードに想いを乗せて愛する人に届けているのが、日本ではチョコレートなんだよ、というところで納得がいく。

多少の「デパートの戦略に踊らされてしまった」感は否めないが、甘いチョコレートに甘い想いを乗せてプレゼントするというのも、なかなか粋なのかもしれない。

しかし、だ。義理チョコは一体全体何なのだ。
あれには「愛」とか「恋」とか、そういった意味が無いではないか。

私の主張はこのようなものだった。

この、全く意味を見出せない義理チョコは、ただただお金の無駄であり、もらった側もホワイトデーという謎の行事にお返しを買わなければならないというプレッシャーと負担を背負わされ、良いことなど何も無いのでは、とさえ思っていた。

しかし、大人になると、色々と人に合わせて円満な人間関係作りをしなくてはならない場面が増えてくる。

私が勤める会社では、毎年バレンタインデーに女性社員たちがお金を出し合って男性社員に義理チョコを渡すという習慣があった。そしてホワイトデーには男性の方から女性社員にお返しが贈られるという、そのような習慣だった。

厄介なことをやる会社だなぁと私は思った。

ただでさえ、潤沢に給料を貰っているわけでもない会社のために、なぜ私が義理チョコごときに少ないお小遣いからお金を出さなければならないのか、どうしても納得いかなかった。
しかしここでゴネるほど、私も馬鹿ではない。大人しく会社のルールに従うことにした。

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男性社員の方が女性社員よりも人数が多いので、必然的に支払わなければならない金額も、結構な額になるであろうと思われた。

私と同じ考えを持つ同僚がいて、彼女の方が私よりも物事をハッキリと言うタイプだったため、先輩に食ってかかった。

この義理チョコの習慣、やめませんか、とストレートにそう言うと、先輩は「気持ちは分からないでもないけどね」と一旦は彼女の主張を受け入れてから、バレンタインのイベントを実施している理由を話してくれた。

「うちの会社で、義理チョコには日ごろの感謝の気持ちと、これからも末永くよろしくお願いします、という意味が込められているの。」
先輩はそう語った。

普段パソコンと向き合って作業する事が中心となる仕事のため、勤務時間に誰かと言葉を交わすという機会があまりなく、コミュニケーションをとりやすいとは言い難い環境だった。
そこで、意図的に社員同士が交流を深められるようなチャンスを設けようという事で、年中行事はなるべく会社でも取り入れるようになったそうだ。

バレンタインもそのひとつで、ちょっとした気持ちのやりとりだが、普段の「お世話になっています」と「これからもよろしくお願いします」の想いを込めて、女性社員から男性社員へ、そして、男性もきちんとホワイトデーに同じ想いを込めてお返しを、というイベントとなったらしい。

「もちろん、誰かに恋しちゃったら、その人には特別に渡したって良いんだけどね」と言いながら先輩はふふっと笑いながら、ある男性社員の方を見た。

その男性社員は、社内恋愛で奥さんは今は退職していると聞いた事があった。

男性社員は照れたようにはにかんで、「またまた、昔の話を」と受け流した。

先輩は私たちの方に向き直って「そういうわけで、うちの会社の伝統行事になったの」と言った。
そして「男性の方が少ないでしょ、だからホワイトデーはちょっと期待して良いよ」ともコッソリ耳打ちしてくれた。

どうやら、不公平が出ないように、男女とも皆同じ金額を出し合っているらしい。しかしそれでは貰うものはそこそこの男性と、同じ金額しか払わない女性が結構なお返しを貰うという事になり、不満が出るのでは・・・?と思わなくも無かったが、男性は男性で、女性へは少し豪華めなお返しを用意し、余った分の予算で自分達用にもお菓子を買って皆で食べているというので、上手く取り計らって双方が納得しているようだった。

なるほど、そういうものか、と多少は納得した。

そう言われると、義理チョコにも意味を見出せるのかもしれない。普段なかなか伝えられない感謝の気持ちなどを伝えるにはもってこいだし、チョコレートを渡すというイベントで会話が生まれれば、それがコミュニケーションにもつながるのだから、これは会社としては、有意義な時間になるだろう。

義理チョコに、こんな役目を果たせるのか、と思うと、なんだか不思議な気持ちになった。

全く意味を見出せなかった義理チョコだが、人間関係を柔らかく保ってくれるクッションのような役割を担ってくれるのならば、これは人付き合いをしていく上で、使えるツールになり得るという事ではないか。

義理チョコに興味を抱いた私は、父親や男友達、また友チョコなどを積極的に交換し合っている女友達に、義理チョコについて聞いてみた。

もらって嬉しいものなのか、お返しが面倒だと思った事はないのか、なぜ渡すのか、など、会話の中で尋ねてみた。

すると、意外にも、たとえ義理チョコだったとしても、もらえば嬉しいという声が多く上がった。
「自分のことを考えてくれているんだな」とか「心遣いが嬉しいもんなんだよ」とか、そのような声だった。

お返ししなくてはならない負担も、それほど重くはなく、むしろ「バレンタインの時にチョコをくれたから、何かお返しを」と、チョコレートをくれた人の事を思いながらお返し選びをするのも楽しいものだという意見が出た。

高級なチョコレートや手作りチョコをもらうと困る場合もあるけれど、ちょっとしたプチギフト程度の小さなものならば、特に面倒と思う事もなく、素直に嬉しいらしい。

チョコレートを受け渡す時に会話ができるのも良いし、チョコレートをあげる、もらう、というやりとりができると、それだけでなぜかその人と繋がりをもてたような気がしてくるから不思議だという。

でも、人間とは、そういうものなのかもしれない。特にものすごい恩を受けたり、とても密に関わらなくても、少し気に掛けるだけで「繋がり」が生まれる。自分の事を誰かが考えてくれていると感じるだけで、人は、なんとなしに幸せに満たされる気分になるものらしい。

その効果がちょっとした義理チョコひとつにもあるならば、確かに、義理チョコとて、まったく無意味なものではないと言えるのかもしれない。私は、少しずつ自分の考えが変わっていくのを実感していた。

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職場でバレンタインに義理チョコを渡すのは、もうイベントとして全員参加がほぼ決まっている事であったが、私にはもうひとつコミュニティがあった。
趣味で参加しているサークル活動で、登山やキャンプなどアウトドア活動を企画実施するようなサークルだった。

バレンタインデーの日と活動日が同じ日だと、女性陣がこぞってチョコレートを持ってきて、男女かまわずにばら撒いていて、私はただもらうだけ、となっていたが、今年はバレンタインデーの前日が活動日で、おそらく何人かはチョコレートを持ってくるだろうから、私もちょっと便乗してみようかな、と思った。

義理チョコは本命チョコと違い、あれこれ悩み抜いて厳選したものを買う必要もないし、お菓子作りが好きで、大量の小菓子を作るのが負担でもなんでもない人以外は手作りの必要もないため、とても楽だ。
気持ち的にも、金銭的にも、手間の事を考えても、ちょっとしたものを買ってきて、ばら撒けば良いのだから。

それこそ10円チョコなどでも良い、その手軽さが義理チョコの良いところだなぁと、私ははじめて義理チョコに対して肯定的な所感を抱いた。

買い出しに行くと、さすが、消費者たちの動向をよく捉える商戦で、きちんと義理チョコ用、ばら撒き用のチョコレートも店頭に並んでいた。

個包装で一口サイズ大のチョコレートが袋詰めなどになっている。これならばその時食べなくてはならないわけではないので、家に持ち帰る事もできる。

私は商品棚に並ぶ個包装のプチチョコレートから適当なものを1つ選んで購入した。
そして、2月13日のサークルの日に、男性、女性関係なく、サークルのメンバー全員にチョコレートが行き渡るように配布した。

今までそんなことは一度もしたためしが無かった私だったので、サークルのメンバーはとても驚いていた。

「珍しい!」とか「何かあった?」とか、色々な反応が返ってきて、少し面白かった。気恥ずかしさもあったけれど、チョコレートを手渡す瞬間にこぼれる相手の笑顔が嬉しかった。

そして「ありがとう」という言葉も。

渡した相手から必ず返ってくる「ありがとう」という言葉も嬉しかった。

ちょっとしたことなのだが、こんなにいっぺんに沢山の「ありがとう」を言われることも滅多に無い事なので、なんだか新鮮な気持ちがした。

時々デスクや棚の上に袋ごと置いて「ご自由にお取りください」などとポップを置いているタイプの義理チョコも目にするが、やはり手渡しでないと、この何とも言えない温かさと人情は伝わらないだろう。

ほんの数秒ずつしか1人1人に割けなかったが、それでも私は全員に義理チョコを配り終えた。

心なしか、全員が前よりも自分にとって近い存在になったような気がした。

義理チョコ効果か、私がそれを渡したことによって自分の中の心情が変化したのか、それからサークルのメンバーたちとの距離感が近くなり、今までよりも更に居心地良く感じられるようになってきた。

やはり人と触れ合い、言葉を交わし、繋がるというのは大切なことのようだ。

そのきっかけとなるのが義理チョコならば、私はもう義理チョコの存在意義を否定したりしない。義理チョコにだって立派な使命があるのだ。

人間関係の潤滑剤のように、人と人をつなぐという重要な役割を、義理チョコはちゃんと果たしているのだ。

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